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踊るあほうに見るあほう

徳島の阿波おどり。観光協会(振興協会)と徳島市の対立が泥沼化。

協会側には累積赤字4億円をつくった責任がありますが、徳島市のその後の運営はいただけません。「総踊り」を中止し、主要な踊り手を4会場にわける案が失敗なのは、結果をみれば明らかです。

これを見ていて、思い出すのが「金の卵を産むニワトリ」の話です。金の卵を1日1個産むニワトリを、買い主が「ニワトリの腹の中には金のカタマリがあるに違いない」と思って、それを取りだそうとして殺してしまう話です。

この話は、「欲をかきすぎると、これまで持っていたモノまで無くしてしまう」という教訓を教えてくれます。

阿波踊りの一件は、見物客が求めるものをわかっていない、市側の利益優先の考えが、このような事態を招いたと言わざるを得ません。

もう一つ、いま話題になっている大塚家具もそうです。

カジュアル路線に転換して、金の卵を産む「会員制ビジネス」を完全に崩壊させてしまいました。

「会員制ビジネス」の収益が減ってきたからといって、ゼロにすることはなかったわけです。カジュアル路線で利益を上げないまま、身売りの話がでるようでは、ニワトリを殺した話と、そう大して変わりありません。

これは仕組みを構築していく時にも、気をつけなければなりません。管理強化の目的で、営業の足を引っ張るのは間違いです。

会社の目的は、売上や利益をあげることであり、管理はその手段にすぎません。仕組みづくりでは、そのことを常に忘れないようにしましょう。

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