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お金をドブに捨てないシステム開発の教科書

中川 充 [著] A5判/192ページ 技術評論社 定価1,880円+税 ISBN 978-4-7741-7817-2

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中小企業のための、起案システム構築のノウハウ

本書の内容

 中小企業から大企業まで、システムを導入して経営効率化を図るのは当たり前になりました。しかしシステムは永久に使えるわけではありません。早ければ数年ごと、遅くても10年後には最新のビジネススピードや経営状況に合った構成に替える必要があります。

 私は「公認会計士兼システムコンサルタント」として20年近く企業からご相談を受けてきましたが、システムリプレイスの際、皆さんが共通で持っていたものがありました。

 それは……
システムを見直したい。でもどこから手をつけてよいかわからない、という悩みです。

 特に、システムの専門的なことがわからない経営者や事業責任者にとっては切実です。これからの経営のためにシステム刷新は避けられない。でも中身がわからず何を見直せばいいのかつかめない、指示ができない。

 では、専門知識を持った開発者でなくてもクリアに自社システムの課題を抽出し、これからの開発を成功させるにはどうすればいいか。この本はその要点をまとめています。

漠然とした不安は4項目に切り分けて考える

 一口にシステムと言っても構造は複雑です。基幹システムが文字通り幹のように中心にあり、その枝として営業支援や顧客管理システム、勤怠管理や経費管理のシステムが連結されているのが通常です。

 ただし、すべてがつながった状態を漠然と眺めていては「どこから手をつけてよいかわからない」という悩みは解消されません。まず求められるのは、項目ごとにどんな状態に陥っているのか切り分ける、現状把握の作業です。

 システムを分ける項目とは、
次の4つです。
システムを分ける4つの項目
  •  システム構築の基本理念につながります。今後どんな方向性で経営にあたるか、そのために何を強化するか。目的の違いで、システムで補強するべき機能や欠かせない情報が絞り込めます。
     現状はどうでしょうか。自社が掲げたビジョンに向けて、無駄なくバックアップできるシステムになっていますか。余計な労力や費用がかかっていませんか。
  •  財務関連の事務は、仕訳入力や決算整理など企業の大小に関わらず手順が決まっています。システムではこれをいかにスムーズに処理するかがカギです。本でも詳しく書いていますが、決算処理が早い企業ほど「稼いでいる」傾向があるからです。
     入力作業に時間がかかりすぎたり、決算に必要な情報がばらけていたりしませんか。当てはまるならシステムによる自動化を検討する価値があります。
  •  仕入からクライアントに届くまでの一連の手続きを見直し、過度に手数や時間をかけているプロセスがあればシステム化で解消します。
     ただ「一度慣習化された業務はやめにくい」という特徴があります。何となく必要だと感じている、何となく存在するべきだと思っている、そんな意識の奥にある業務も抽出して吟味しなければいけません。
  •  専門のシステム開発者が構成します。サーバ状況や保守にかけられる費用に合わせてどんなハードとソフトの組み合わせが最適なのか見直します。
     既存システムでよくあるのは、無理な“増築”を進めたせいで重く使いにくくなっているケースです。これは将来予測されるシステム変更や運用アレンジがまったく考慮されなかったため発生します。①の経営視点を取り入れながら組み立てる必要があります。

この一冊で「稼げるシステム」に替えるポイントがわかる

 本では、上記4つの項目について「どうしてそのプロセスが必要か」「では何を見直せばよいか」を専門用語の解説を交えながら詳しく説明しています。また開発者にも提示可能な「システム方針書」のサンプルも載せ、教科書というタイトルにふさわしい基礎本に仕上げました。

 

システム開発は社運を左右する大きな買い物のはずですが、何千万円、何億円を無駄にしてしまう企業はあとを絶ちません。失敗を避け、どうやって「稼げるシステム」に替えるのか。ぜひこの一冊で学んでください。

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読者から寄せられた声

目次

「稼げるシステム」と「稼げないシステム」の分かれ道はどこにあるのか?

お金をドブに捨て、競争力を落とした3社の悲劇

最強のシステム設計図をつくるには

先を制してライバル企業に勝つ《経営の視点》

システムの進むべき道を決める

優れたシステムは未来を予測する

PDCAサイクルをダイナミックに動かす

決算を早期化して利益を稼ぎだす《会計の視点》

「決算が早い企業は稼いでいる」という事実

決算を早期化できるシステムをつくるには

決算に必要な情報をシステムでとる

業務改革で会社をよみがえらせる《業務の視点》

業務改革はどのように進めればいいのか

業務の特質をおさえ、実践的な改革案をつくる

[事例] 業務改革で管理部門の業務量を30%削減する

正しい知識で最高のシステムをつくる[システムの視点]

「亀のコウラ」でシステムの基本構成を押さえる

システム構想を実現する開発方法を考える

サポートシステムを活用して高みをめざす

プロジェクトを成功に導き、会社を飛躍させよう

システム構想は経営の単独プロジェクトにする

プロジェクトをうまく進める8つのステップ

システム開発プロジェクトを成功させるポイント

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公認会計士中川充事務所