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 東証から、決算短信・四半期決算短信決算の作成要領等の2014年11月版が公表されました。2013年7月版と比較すると、一律に記載を要請している事項(東証が最低限の開示内容として添付を求めている事項)に、「会計基準の選択に関する基本的な考え方」が追加されています。

 

 【一律に記載を要請している事項】

 (a)添付資料の目次

 (b)経営成績・財政状態に関する分析

 (c)継続企業の前提に関する重要事象等

 (d)経営方針

 (e)会計基準の選択に関する基本的な考え方 ※新規

 (f)連結財務諸表

 

 作成要領等には、これについて以下のとおり記載しています。

 

 『会計基準の選択に関する基本的な考え方を記載してください。例えば、IFRSの適用を検討しているか(その検討状況、適用予定時期)などを記載することが考えられます。』

 

 つまり、現在、日本で認められている4つの会計基準(①日本基準、②米国基準、③国際基準(IFRS)、④修正国際基準(JMIS))の選択方針と今後の予定、検討状況などを明記する項目のようです。

 

 今回の項目追加により、IFRSやJMIS採用の機運が高まるかは不明ですが、会計基準に関する自社の考え方、スタンスを明確に表明させるという意味では、良いことかもしれません。「自社の会計報告責任を果たすうえで、適切な会計基準は何か」を、あらためて考えてみる機会です。