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 現在、企業会計審議会でIFRSの適用方法が検討されていますが、適用方法、すなわち、IFRSの自国会計基準への取込みには、以下の3つの方法があります。

 

  ①アドプション(全面適用)

  ②コンバージェンス(収れん)

  ③エンドースメント(レビュー・承認)

 

 今は、②により日本独自の会計基準をIFRSに近づける作業(間接的取込み)が継続して行われています。上場会社へのIFRSの強制適用の議論は①です。

 

 ③は、IASBが公表した後、各国が別途のレビュー及び承認(エンドースメント)を行った「エンドースメントIFRS」となります。当然、各国の自主判断でIFRSの一部基準をカーブアウト(切り出す)できますので、IFRSそのものではありません。

 

 IFRS普及のため、エンドースメントIFRSを認める意見もある一方、我が国で使用できる会計基準が4つ(日本基準、米国基準、IFRS、エンドースメントIFRS)となることから、制度として複雑になるという意見もあります。議論は難航してます。

 

 IFRS強制適用が遠ざかる中、エンドースメントIFRSを行うことになるのか、要注目です。