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 40代後半ともなるとお腹周りも気になります。スポーツジムに行きたいけれど、忙しさにかまけてサボりがち。たまに行くとついついやり過ぎてしまい、翌日には筋肉痛になったり偏頭痛がしたり。

 

 そんな中、ある人に最強のダイエット法というものを教えてもらいました。それは「毎日体重計にのること」です。日々現状を認識し、やせるためにどうすべきか(運動なり食事なり)を常に考えるようにします。

 

 週末や思い付いたときに体重計にのるのではダメなのです。毎日です。そして変化を記録します。

 

 これは目新しくもない、とても基本的なことですが、本当にやせたいならこれが一番だそうです。「人間は怠惰だから毎日意識をリセットするしかない」と言う言葉には説得力があります。

 

 この話を聞いたとき、最初に思ったのは「経営マネジメントと同じ」ということです。

 

 業務改革やシステム構築で経営管理資料などを見直す際、経営管理者が毎日見たい情報、部下に指示したい情報を整理します。日次の売上高や受注件数であったり、来客数や一人当たり購入額であったり、操業度や稼働率であったり。

 

 そのような情報は、毎日毎日チェックして貪欲にこだわらないとなりません。その力が弱まると即業績に跳ね返ります。結局、人は怠惰なのです。嫌われようと何しようと、マネジメントに口うるささは不可欠です。

 

 多くの人は「見える化」を勘違いしています。打合せしていると、「それは今のシステムでも見ることができますよ」と言われることも少なくありません。

 

 しかし、仮に現行システムでいつでも見える状態であっても、それが現実的に使われていないなら、それは見えていないのと同じです。

 

 体重計が家にあって、どこかにしまってあるだけなら、ダイエットに役立たないのと同じです。体重計の置き場所を変えるとか、老眼でも見えるよう大きな画面にするとか、体重計を毎日使うよう啓蒙・習慣化させるとか、何らかの対策が必要です。

 

 もう一点付け加えるならば、「見える化」は生データの吐き出しではありません。実績数字の羅列だけでは目がすべります。

 

 資料を見ていろいろな事に気付けて、経営管理者が口うるさく言えるような内容になっていないとダメなのです。

 

 たとえば、データを時系列で並べてみたり、他店舗との比較であったり、商品グループ毎で見てみたり、事象の「変化」を見て取れる必要があります。一目でわかるように、グラフや表、色でも使えていれば尚可です。

 

 目を皿にしないとわからないような資料だったら作るだけムダです。使われなくなるか、何も意見が出てこない形式的な報告資料になるのは目に見えています。

 

 「経営管理のPDCA」と言うと聞こえは良いですが、業績が良い企業がやっているのは地味な作業です。でも稼ぐ上で一番重要なことだと思います。「見える化」する際は、そういう点をおろそかにしないよう注意します。

 

 とりあえず、私は「体重計」を買うことから始めましょう。体重の「見える化」です。