先日、小田和正さんが新曲を出したので、久しぶりにCDショップに行きました。いつもはiTunesでダウンロードしますが、ファンとしてはやはり現物がほしいので、今回はCDを買ったしだいです。

 

 わたしが子供のころは、音楽と言えばカセットテープかレコードでした。高校時代は、よく学校帰りに友達と貸しレコード店に行ったものです。

 

 好きなレコードを借りて、自宅でカセットテープに落とす。レコードを返してまた借りる。そんな繰り返しでした。

 

 それがいまやインターネット配信で、クラウド環境に曲をストックする時代なのですから、「おじさんはついていけないよ」と言いたくなります。

 

 システムもそうです。

 

 1980年代、オフィスのパソコンはNECPC9800シリーズが全盛期でした。それに合わせ、小さなソフトハウスが数多く生まれ、PC9800用の実用ソフトやゲームソフトが、いろいろ発売されています。

 

 わたしの実家は地方の建設業で、母が経理で苦労していました。そこで、パソコン雑誌で、会計と工事台帳を管理できる建設業用ソフトを探して、それを使うよう勧めてみました。

 

 最初は大変だったのですが、そのソフトハウスは建設業専門で、パソコンに不慣れな中小企業に丁寧なアフタフォローをしてくれました。

 

 無事にソフトが稼働し、使い始めてしばらくすると、「紙の帳簿からパソコンの帳簿になって転記作業がなくなり、とても楽になった」と母に感謝してもらえました。

 

 今にして思えば、これがわたしの初めてのシステムコンサルで、いまの原点なのかもしれません。

 

 システムの世界は、長らく(スタンドアローン)パソコンでの「一人・単一業務」の時代が続きます。

 

 その後、ネットワーク環境が普及し、クライアント・サーバー型で複数人が同時に同一システムにアクセスできるようになります。「複数人・単一業務」は、部門の業務効率を上げるのに役立ちました。“部門システム”の時代です。

 

 さらに、システムは進化します。“ERP・全社統合システム”時代です。システム間でデータを連携したり、マスタを共通化したりすることで、システムは「複数人・複数業務」となりました。これにより部門だけでなく全社の業務効率が上がります。

 

 このように、時代と共にシステムは拡張・変化しましたが、今もそれについていけない企業が少なくありません。

 

 部門システムの思考を引きずっているがために、全社統合システムの機能を生かし切れていなかったり、カスタマイズを増やし過ぎたり、導入に失敗したりしているのです。

 

 将来を考えれば、「当社は時代についていけないよ」と泣きごとは言ってられません。部門システムの考え方をリセットして、全社システム構築のための新しい思考を身に着ける必要があります。

 

 4月に発刊したSBAレポート『なぜ経営危機を招く業務システムができてしまうのか!~失敗と成功をわける境界線~』では、このあたりを詳しく解説しています。ぜひお読み下さい(本日のコラムは宣伝でした~)。