コンサルティング

会計

決算早期化・管理会計構築

財務と管理を切り離し、決算早期化と経営に役立つ管理会計を実現します。

1.決算が早い会社は業績が良い

決算スピードと業績に相関関係があることは、昔からよく言われています。

表1は「上場会社の決算発表所要日数」です。営業利益が増加した会社のほうが、営業利益が減少した会社より、決算発表が早いことがわかります。両者の差はたった2.4日ですが、これは大きな差です。

決算発表は原則40日以内に行います。営業利益が減少した会社の日数は40.5日なので、ほぼ最終日に発表しています。期限に間に合わせるために、数字や内容チェックもそこそこに、なんとか提出している、というのが実情です。

これに対して、営業利益が増加した会社の日数は38.1日です。期限となる40日より前に1日以上余裕を持って発表しています。しっかりチェックもやって、なおかつ、日数を余しているのです。

表2は、日本会計士協会東京会が実施した「月次決算の日数アンケート」です。営業利益が増収傾向の企業では、月次決算を10日以内に終わっている会社が8割近くを占めています。

これに対して、営業利益が減収傾向の企業では、月次決算を10日以内に終わっている会社は5割しかいません。儲かっている会社は月次決算が早く、儲かっていない会社は月次決算が遅いことが、これも見てもわかります。

2.財務会計と管理会計の関係性

財務会計と管理会計とでは目的が違います。

・財務会計:法律に基づいた会計
・管理会計:経営に役立つ会計

それにも関わらず、管理会計は財務会計と同じデータでつくられています。

これにより、どんなことが起きるか?

財務会計は、管理会計に渡すために財務会計にとっては不要なデータまで持ちます。たとえば、セグメント別データ、部門配賦、費用付け替えなどです。

一方、管理会計は、財務会計の数字が1円単位まで固まるまでデータが届きません。管理会計は経営の意思決定に役立てばよく、そこまで正確な数字は不要です。概算であってもデータを早く見れるほうが有益です。

このように、管理会計は財務会計と同じデータでつくられることで、双方に問題が生じているのです。ですから、財務会計と管理会計は別なものとして仕組みを構築します。

たとえば、基幹システムと管理会計を直接結び、財務会計から管理会計に渡すデータは最小限にとどめます(可能であれば予定等を利用)。

3.弊所の役割

代表の中川は公認会計士兼システムコンサルタントとして、上場会社や中堅企業のシステム構築、管理会計・原価計算の設計、業務改革など、経営の仕組みづくりを20年にわたって50社以上支援してきました。

貴社のプロジェクトを支援して、決算早期化と経営に役立つ管理会計を7つのステップで実現します。

4.7つのステップ

Step1 現行調査
Step2 当座対応策の実行
Step3 仕訳生成方法の検討
Step4 個別問題への対応
Step5 新管理会計の設計
Step6 システムの検討
Step7 定着と改善

Step1 現行調査

全仕訳の種別、伝票枚数、明細行数、自動/手動の区別、仕訳生成の経路やシステムなどを調べます。さらに決算作業の開始日・終了日、所要時間、作業担当者、加えて経営管理資料一覧、その利用状況も調べます。

成果物:会計仕訳概要/決算概要/経理管理資料一覧/システム構成図

Step2 当座対応策の実行

決算に問題を抱えている企業は緊急対応が必要な場合が多いです。現行調査を踏まえ、直ぐ実行可能な当座対応策(経理部内だけでなく全社協力を前提)を実行し、決算開示作業のクールダウンを図ります。

Step3 仕訳生成方法の検討

仕訳生成方法を見直します。必要に応じて仕訳元となる業務ヒアリングを実施します。仕訳量や仕訳内容を考えて、必要なものはシステムで自動仕訳化を図ります。仕訳生成のタイミングや仕訳修正方法も見直します。

成果物:会計仕訳概要(新)

Step4 個別問題への対応

「在庫の数字が固まらない」など特定の業務に問題がある場合、その業務内容やプロセスを見直します。在庫であれば、商品の受払いや移動処理の方法を見直し、数字が月初に固まるようにします。

Step5 新管理会計の設計

経営ヒアリングを実施し、どのような情報があると役に立つのかを検討します。伝統的な管理会計に固執することなく貢献利益(会社独自の利益概念)や配賦前金額など、数字のつくり方や見せ方を見直します。

成果物:経営管理資料(新)

Step6 システムの検討

決算早期化に対処するため、現行システムの改修やミドルウェアを検討します。また新・管理会計のため、DWH、BI(ビジネスインテリジェンス)ツール、レポートツールなども検討します。

成果物:新システム構成図/概算予算

Step7 定着と改善

決算早期化や新管理会計を定着させます。システム構築など時間を要するものは進捗管理します。特に経営管理資料は実際に使ってみて、必要な修正や追加を施し、PDCAを継続して回します。

5.サービスメニュー

貴社の決算早期化と管理会計構築を支援します。詳しくはサービスメニュー「プロジェクト支援」をご覧ください。

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