サーバーの保守切れ

サーバーの保守切れ

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 サーバーは概ね5年で保守切れし、買い替えることになります。その際、サーバー内にあるシステムやデータは新サーバーに移管しなければなりません。しかし、諸事情があって、保守切れしたサーバーを一時的に使用継続しなければならないことも稀にあります。

 

 このような時、サーバーの保守切れを、内部統制報告制度上はどう考えるか・・・。

 

 システム監査の目的は、情報システムにまつわるリスクに対するコントロールを検証評価し、ITガバナンスの実現に寄与することです。ゆえに、サーバーの保守切れはシステムリスクを高め、システム監査上は×です。

 

 一方、内部統制報告制度におけるIT統制の目的は、会計上の取引記録の正当性、完全性及び正確性を確保することです。内部統制報告制度の目的は財務報告の信頼性を確保ですから、それ以外の目的を達成するためのIT統制を直接的に求めてはおらず、IT統制上は△と言えます。

 

 内部統制報告制度上、サーバー保守切れが大きな問題にならなくとも、実際問題、5年経つとサーバーは故障リスクがグンと上がります。重要な基幹システムが搭載されている場合は、早々に買い替えるべきことは言うまでもありません。

企業規模とシステム変革

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 ベンチャー企業が成長し始めると、売上高が増え、従業員が増えて企業規模が大きくなっていきます。しかし、その過程で組織・業務・情報システムを変えていかなければならないことを、理解している経営者は少ないです。

 

 ドラッカーも『現代の経営』で述べています。「小企業、中小企業、大企業、巨大企業の4つの段階は連続な過程ではない。4つの段階別個のもので徐々に成長していくものではない。」

 

 それはまさしく、動物の正常な生育過程において形態を変える、『変態(メタモルフォーシス)』と同じです。

 

 例えば、小企業から中小企業(中堅企業)になれば、会計仕訳は「会計ソフトウェア」から「会計システム+基幹システム・サブシステム」の仕組みにしなければなりません。取引の種類が増え、かつ、取引量も膨大になるので、「仕訳入力」を「自動仕訳生成」に切り替えなければ、業務が処理しきれません。

 

 企業規模が変わっているのに、EXCELを駆使して古いままの仕組みを継続していませんか? 一度、業務やシステムのグランドデザインを再考してみてはいかがでしょうか。

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