コラム

デジタルトランスフォーメーション

デジタルトランスフォーメーションと聞いて、「トランスフォーマーの親戚か?」と思った人もいるかもしれませんが違います。

デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)とは、ITを利用して、新しい製品やサービス、ビジネス・モデルで価値を創出し、競争上の優位性を確立することだそうです。

ここで使うITは古いものではなく、クラウド、モビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、AI、ソーシャル技術などの新しいものです。

経済産業省が9月に公表しました、デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会の報告書『DXレポート~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~』の冒頭には、次のように書かれています。

『あらゆる産業において、新たなデジタル技術を利用してこれまでにないビジネス・モデルを展開する新規参入者が登場し、ゲームチェンジが起きつつある。こうした中で、各企業は、競争力維持・強化のために、DXをスピーディーに進めていくことが求められている。』

ゲームチェンジ。これはだれもが納得できるでしょう。アマゾンによる通信販売や小売ビジネスの破壊、クラウドによる会計ソフトの無料化、FinTech(フィンテック)、仮想通貨の登場。

自社のビジネスがDXでどう変わるのか? 継続していけるのか? 危機感をもっているはずです。

しかし、レポートでは、多くの企業はDXに取り組みたいと思っても、それが「できない」と言っています。DXの展開以前に、既存システムの老朽化・複雑化・ブラックボックス化をなんとかしないと、データを活用できないからです。

日本情報システム・ユーザー協会「企業IT動向調査報告書2016」によると、この状態のまま2025年を迎えると、21年以上稼働している基幹系システムの割合は60%になるそうです。その場合、毎年12兆円(最大)の経済損失が出ると予測しています。

基幹システムの刷新には数年、規模が大きいものなら5~10年近くかかります。いまシステム更新に着手しなければ、DXの土俵にすら立てずに退場になるかもしれません。

※経済産業省『DXレポート』はこちら

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