コラム

製造業のコストダウンに本当に使える数字

コストを抑えるためには、コストの発生に着目し、それに適した管理をしなければなりません。

コストは、発生の仕方によって大きく2つにわけられます。一つは生産すればするほど発生するコスト、変動費。もう一つは生産とは関係なく発生するコスト、固定費です。

変動費

変動費の発生は生産量に比例します。月の生産量によって変動費の総額は変わってしまうので、これを月次予算などで管理することはできません。

変動費は1個当たりの金額(変動費単価)で管理します。

・変動費単価は予定(標準)と比べてどうだったのか?
・変動費単価はどのように推移しているのか?

変動費単価の予実差異と実績推移(たとえば月次)を分析して、コストダウンをはかります。

固定費

固定費の発生は生産量に関係なく一定です。そのため、変動費のように単価で管理するとおかしくなってしまいます。固定費単価を削るために、金額を減らすのではなく生産を増やしてしまうからです。

固定費単価は、決算会計や価格決定では必要です。しかし、生産管理では固定費単価を使ってはいけません。

固定費は、責任の所在がわかる部門別の金額(部門別固定費)で管理します。

・部門別固定費は予算と比べてどうだったのか?
・部門別固定費はどのように推移しているのか?

部門別固定費の予実差異と実績推移(たとえば年次)を見てコストダウンをはかります。

なお、部門別固定費を見ていく上で、大事な点があります。それは配賦前の数字を使うことです。部門間や共通費などのさまざまな配賦後の数字では、コストの一次発生部署がわからなくなってしまいます。

ここでの目的はコストダウンです。公平な費用負担を見ることではないことに注意しましょう。

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