コラム

SNSで不適切な投稿をする人の心理

くら寿司、セブンイレブン、バーミヤン。ここ一週間で相次いで、不適切な動画のSNS投稿が発覚しました。くら寿司は、魚をゴミ箱に捨てて再びまな板に戻した様子をアップしたそうです。一体どういう心理状態で、そういうことができたのか。ある意味、興味を持ちました。

最初の疑問は、それを見た人が「不快になる」とわかっていたのか。もしわかってやったとしたら、そこに悪意があったということです。性格に問題アリでしょう。もし不快になると思っていなかったとしたら、情操発達に問題があったと言わざるを負えません。ただ情操は年齢を重ねれば変わります。今回の件で反省すれば良くなるかもしれません。

次の疑問は、その後投稿が拡散されて、自分も会社も「非難を浴びる」とわかっていたのか。それがわかっていたとしたら確信犯です。かなり度胸があります。でも現在は憔悴しきっているそうですから、違うでしょう。「ここまで非難が浴びせられるとは思わなかった」というのが真実です。

結果を予測できないのには、2つのパターンがあります。1つはそもそも想像できないパターン。やればどうなるか先を考えられない。短絡的な犯行といわれるものです。もう1つは想像できるが自分に当てはめることができないパターン。そいうことをやれば、非難が浴びせられることは何となくわかっています。しかし自分だけはなぜか例外で、自分の身に起きるとは思えないから、結果を予測できません。

いずれにせよ「人に注目されたい」「フォロワーを増やしたい」という欲求が、これらの心理に勝ったので、行動に移してしまったのでしょう。

ところで、これはアルバイトの若者だけの話でしょうか。まったくそうは思いません。たとえばレオパレス21の施工不良問題。原因が極端なコストダウンなのか、検査体制の不備なのかはよくわかりません。しかし事態がここまで悪化するまで、なぜ誰も気付かなったのでしょうか。東芝の不正会計もそうです。営業努力レベルを超えているのは明らかなのに、なぜ経営者はチャレンジ後の数字を「問題ない」と思っていたのか。

内容は異なりますが、そこに問題となる行動があって、その影響の大きさを当事者が想像できていなかった点は、不適切SNSと同じです。自分の行動に問題はないかを普段から注意し、問題を「これくらい」と過小評価しないことが大事なのかもしれません。 

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