コラム

日本人はPCスキルが足りない?

セミナー帰りの時の話です。地下鉄で何気なくドア上の液晶広告(無音)を眺めていたら、「日本人は先進諸国の中でパソコンスキルが一番低い」というOECD調査結果が目に飛びこんできました。

「ほんとうに?」と思い、さっそく帰ってからネットで調べてみますと、たしかにそういう調査がありました。日本を含む33か国の16~64才を対象として、PCスキルの習熟度を5段階で調べています。

それによると、他の先進国と比べて日本は「全くできない」「ほとんどできない」という人の割合が一番高い一方、PCスキルが「強い」「中くらい」と言う人の割合もそこそこ高い、という結果でした。つまり日本人はPCスキルが高い人と低い人と二極化しているようです。

さらに、「日本の学生のPCスキルが先進国で最低レベル」という調査結果もありました。これもOECDの調査のようですが、「パワーポイントでプレゼン資料を作る」「エクセルでグラフを作る」というテストで、圧倒的に日本の学生は負けていました。

しかし、なにも若者だけが悪いわけではありません。いまだに経費申請でも受注入力などでも、システム入力はすべて「事務方に丸投げ」という、業務スタイルの会社は少なくないでしょう。自分は売る・作るのが仕事だから「システム入力は俺の仕事ではない」と頑なに受け入れない人もいます。

ある雑誌の2001年1月号に、「全社員のPCスキル向上」の話が載っていました。ペーパーレス化が掛け声で終わっている企業が多い中、どのようにして全社員にPCスキル向上を達成させるか、という記事です。

20年前の記事ですが、今年の記事と言っても正直、違和感がありません。それほど日本企業のITは時が止まっているのでしょう。もしかしたら日本の失われた20年は、ただ単に生産性向上を怠ってきた20年なのかもしれません。

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