コラム

京都に行ったら八ツ橋でしょ

先日、仕事で京都にいきました。大阪や神戸にいくことはしばしばありましたが、京都は初めてです。プライベートでも京都にはめったに来る機会はありません。

せっかくだからお土産を買っていこうと思い、帰りに京都駅の新幹線構内の土産物屋に入りました。京都のお土産と言えば、なんていっても「八ツ橋」でしょう。「八ツ橋、八ツ橋」とつぶやきながら、店内をめぐります。

しかしそこで思わぬ事態が・・・。「八ツ橋」と名乗る商品がたくさんありすぎて、どれが本命の商品、おすすめなのか、さっぱりわからないのです。

たとえばワゴンセールのように、ある商品だけ大量に置いてあれば「コレだ!」とすぐわかるでしょう。あるいはラーメン屋だったら、自販機の左上(右上の場合もあるかも)にある商品が、店の一押しとだいたい決まっています。

しかし店内をひととおり歩いても、各パッケージの「八ツ橋」がまんべんなく棚に置いてあるのです。ぜんぜん本命らしき商品を見つけられません。

あとからネットで調べてみると、どうやらこれは「八ツ橋」あるあるのようです。生のものもあれば、固いものもある。中のあんこもこしあん、つぶあん、それ以外もあります。またお店によって製法や味も異なるようで、人によって好みが分かれるそうです。

京大生が「どの八ツ橋をお土産に買えばいいの?」という論文を公開しているとか。「八ツ橋」がそれほど種類豊富な和菓子だったとは、いやはや驚きました。

そんな中、帰りの新幹線の乗車時間も迫っています。「どうしよう」と悩んで、最終的に私が選んだのは、伊勢の名物「赤福」でした。ご存知の人も多いでしょうが、赤福は大阪にも京都にも売っているんです。

結局、たくさんの種類から「はずれ」を選んでしまうリスクを避けるため、確実に味がわかっている「赤福」をチョイスしたのでした。まさに「選択肢が多ければ多いほど、顧客の購買意欲は低下する」という心理学どおりの行動ですね。

PAGE TOP