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	<title>日本経済 &#8211; 公認会計士中川充事務所</title>
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		<title>円安・物価高の先にある「消費の底割れ」　なぜ2026年から中小企業は一気に苦しくなるのか</title>
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		<dc:creator><![CDATA[nakagawa]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 04 Jan 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[経営]]></category>
		<category><![CDATA[スタグフレーション]]></category>
		<category><![CDATA[中小企業経営]]></category>
		<category><![CDATA[日本経済]]></category>
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					<description><![CDATA[ここ数年、打ち合わせで必ずと言っていいほど出てくる言葉があります。「何でもかんでも高くなりましたね」という一言です。 原材料、エネルギー、運送費、人件費。あらゆるコストが上昇する一方で、売値は簡単に上げられない。値上げを [&#8230;]]]></description>
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<p>ここ数年、打ち合わせで必ずと言っていいほど出てくる言葉があります。「何でもかんでも高くなりましたね」という一言です。</p>



<p>原材料、エネルギー、運送費、人件費。あらゆるコストが上昇する一方で、売値は簡単に上げられない。値上げをすれば客が離れ、我慢すれば利益が削られる。<br>多くの中小企業が、そんな板挟みの状態に置かれています。</p>



<p>ただ、この状況は「すでにピーク」ではありません。むしろ、本当の意味で厳しくなるのはこれからだと考えています。</p>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3 class="wp-block-heading">静かに進行するスタグフレーションという現実</h3>



<p>日本経済はいま、表面的には大きな混乱が起きていないように見えます。街は動いていますし、仕事もそれなりに回っている。そのため、「そこまで深刻ではないのでは」と感じる方も少なくありません。</p>



<p>しかし中身を見ると、状況はかなり異なります。円安によって輸入コストは高止まりし、物価は上がっているのに、実質賃金は思うように伸びない。家計の負担は確実に重くなっています。</p>



<p>これは典型的な<strong>スタグフレーション</strong>の構造です。しかも今回は、景気循環による一時的なものではなく、</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>円安が構造的に続きやすいこと</li>



<li>エネルギー・食料の海外依存度が高いこと</li>



<li>社会保険料や税負担が今後も増えること</li>
</ul>



<p>といった、<strong>簡単には元に戻らない要因</strong>が重なっています。</p>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3 class="wp-block-heading">家庭の節約は、すでに限界に近づいている</h3>



<p>これまで日本の消費を下支えしてきたのは、いわゆる贅沢品ではありません。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>食料品</li>



<li>日用品</li>



<li>生活に密着したサービス</li>
</ul>



<p>こうした「生活の土台となる支出」が、安定的に存在していました。</p>



<p>ところが今、一般家庭では状況が変わりつつあります。値段を比べ、量を比べ、頻度を減らし、「できれば買わない」という選択肢が、当たり前のものになっています。</p>



<p>重要なのは、これは単なる一時的な節約ではなく、<strong>支出行動そのものの変化</strong>だという点です。一度変わった消費習慣は、景気が多少良くなった程度では、簡単には元に戻りません。</p>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3 class="wp-block-heading">2026年に起きるのは「急落」ではなく「底割れ」</h3>



<p>多くの経営者が、現時点ではこう感じているはずです。「確かに厳しいが、まだ何とか回っている」、この感覚こそが、最大の落とし穴になります。</p>



<p>今回の消費減少は、リーマンショックのように一気に数字が崩れる形ではなく、<br><strong>じわじわと、しかし確実に効いてくる</strong>タイプのものです。客数が少しずつ減り、単価がじりじりと下がり、値上げをすれば離脱が増える。</p>



<p>売上は急には落ちないため、「まだ大丈夫」と思っている間に、利益率とキャッシュだけが先に削られていきます。気づいたときには、戻るための体力が残っていない――そうした状態が、2026年以降に広がる可能性があります。</p>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3 class="wp-block-heading">なぜ中小企業ほど影響を受けやすいのか</h3>



<p>特に影響が大きいのは、次のような企業です。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>借入金が多い</li>



<li>固定費が高い</li>



<li>価格決定権が弱い</li>



<li>量で商売をしてきた</li>



<li>一般消費者向けの比率が高い</li>
</ul>



<p>こうした企業では、消費の落ち込みがそのまま経営リスクに直結します。しかも、多くの場合、</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>損益計算書は黒字</li>



<li>仕事は忙しい</li>



<li>社長は現場に出続けている</li>
</ul>



<p>ため、危機が見えにくい。「忙しいのに苦しい」という感覚だけが、先に現れます。</p>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3 class="wp-block-heading">「まだ大丈夫」という判断が危険な理由</h3>



<p>過去の不況であれば、金融緩和や景気対策によって時間を稼ぐことができました。しかし今回は、</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>超低金利時代が終わりつつある</li>



<li>借入で延命する余地が小さい</li>



<li>国の支援が無限に続くわけではない</li>
</ul>



<p>という点で、前提がまったく異なります。「景気が戻れば何とかなる」という発想は、もはや安全な選択肢ではありません。</p>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3 class="wp-block-heading">経営者が今、意識すべき視点</h3>



<p>これから重要になるのは、売上を追いかけることよりも、</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>どこまでなら守れるのか</li>



<li>何をやめるべきか</li>



<li>どの構造が足を引っ張っているのか</li>
</ul>



<p>を、冷静に見極めることです。</p>



<p>2026年は、まだ手を打てる余地がある年です。しかし、時間は無限ではありません。売上が落ちてから考えるのでは遅く、資金が尽きてからでは選択肢が残りません。</p>



<p>円安・物価高の先にある「消費の底割れ」は、一部の企業だけの話ではなく、多くの中小企業が直面する現実になりつつあります。</p>



<p>この現実を直視することが、これからの経営判断の出発点になるはずです。</p>
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