コラム

ワーケーションは普及するか?

「ワーケーション」という用語を知っているでしょうか。ワーケーションとは、「仕事(ワーク)」と「休暇(バケーション)」をミックスした言葉です。リゾート地で休暇を兼ねて仕事をする、という意味だそうです。

温泉宿で海を眺めながらメールを返したり、資料作成などの仕事をする。普通に働いている人にとっては、なんとも羨ましいワークスタイルです。

ワーケーションがいま脚光を浴びているのには、いくつか要因があります。1つは「働き方改革」です。働き方改革により有給取得が義務化されました。有給は取りたいが、どうしてもあの会議にだけは出席しなければならない・・・そういう時にワーケーションであれば、休暇先にパソコンを持ち込んで会議にリモート参加する、ということができます。

2つ目は「インフラの充実」です。いまやリゾート地だろうと、どこに行ってもWIFIがつながります。私も使っていますが、WEB会議システム「Zoom」などを使えば、回線速度がそこまで早くなくても、動画や音声が支障なく届きます。さらに通信環境が5Gになれば、リモート会議はより快適になるはずです。

3つ目は「意識の変化」です。ここ10年で、自宅やサテライトオフィスで働くというスタイルが根付いてきました。大手不動産でもサテライトオフィス事業を始めたりしています。「会社に出勤しなくとも仕事はできる」という意識が広がれば、自宅の延長線としてリゾート地で仕事する人も増えるでしょう。

ワーケーションは一時的な流行りでなく、確実に普及していくと思いますが、よくよく考えれば、別に新しいことではないかもしれません。昭和の文豪が、旅館などに何か月間も逗留し、執筆活動に専念したのは、言ってみればワーケーションの元祖です。

肝心なのは、どこで仕事をするかよりも、どんな仕事をするかです。価値ある仕事をするのであれば、働く場所の多様化はアリでしょう。

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